千の顔

たった一つは尊いから たった一つは特別だから なぜ尊いものに制限をかけてしまったのだろう 特別なものが沢山あってもいいのに もし、本当の自分探しをしていたなら もったいないかもしれない 自然な自分だけが本当ではない 攻め …

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死んだ覚者

その覚者は死んでしまった 自分の中の宝玉に気付き、それを皆に教えようとした 人々はその耀きに当てられ、次第におかしくなっていった 覚者の言葉は常に飾らぬものだった 狂わされた人々の耳朶を通り 心に残響する頃には別物へと変 …

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Reconnect

繋がりたい 原初の器官が訴える 警報が耳をつんざく 濁った直感はこう告げた 自分の中の何かが起きてしまう 相手に占有される未来 技能の抽出 不可逆が囁き続ける 融け合うなんてありえない いっそ対岸くらいが丁度いい そう思 …

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プリズム

深海が本拠となったのはいつからだ 記憶の疵がそうさせたのか 願望と偽の願望の乖離か 自己が他者に迎合し過ぎたからか 良心が仇となっているからか あるのは常闇と奈落と鈍重さ 君の歪みは唯一無二の屈折を生む 常習の乱れが兆し …

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